Header Ads

Box Office : 7月14日~16日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位


「猿の惑星」の絶賛の第3弾「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」の猿たちが人気のハイスクール・スパイダーマンを下し、猿革命を達成した初登場首位を飾るも前作の成績から2割以上の売り上げを落とし残念…じゃなくて、絶妙の作戦勝ち ! !


第1位 (初) 「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(1億5,000万ドル)

$56,500,000−(4,022館/$14,048)−$56,500,000

Featurette :「猿の惑星 3」の製作の舞台裏を紹介したプロモ・ビデオ ! !



RT支持率は評論家 95 % , 観客 89 % / Metacritic スコア 83 / 出口調査の CinemaScore A-

「猿の惑星」シリーズを展開する20世紀FOXが、名優アンディ・サーキスが演じる猿革命の指導者シーザーの物語としては完結編にあたる第3弾の「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」を全米で封切った結果のオープニング成績は、5,650万ドルでした…!!

前作の「ドーン・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」から続けて、マット・リーヴス監督がメガホンをとった第3弾が売り上げた、この5,650万ドルという成績は…、

ライズ・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」(2011年) 5,481万ドル(3,648館)

ドーン・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」(2014年) 7,261万ドル(3,967館)


…といった次第で、ルパート・ワイアット監督がSF映画の古典シリーズを現代的に復活させてくれた第1作めの封切り成績を辛うじて上回ったものの、マット・リーヴス監督は自分が叩きだした前作の実績を超えることはできず、実に約2割以上もの売り上げを落としたことになりますが、さらに第3作めが4,000館を超える超拡大公開にまで踏み切ったことを踏まえて、1館あたりの売り上げの平均値を比較してみると…、

第1位猿の惑星 21万8,304ドル

第2位猿の惑星 11万5,024ドル

第3位猿の惑星 31万4,048ドル

実は客足の勢いは最も鈍かったワーストの結果だったことがわかります…。

本来であれば、シーザーの猿革命の物語のクライマックスとして、最も盛り上がってよいはずの完結編が、どうしてワーストになってしまうのか…?!というのは…、


「トランスフォーマー」や「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」といったブロックバスター映画が今夏は軒並み、沈没してしまったように、観客が同じキャスト・スタッフによる同じようなストーリーの同じ映画のくり返しをもう好まず、まったく新しい映画を観せてほしい…!!というシリーズ映画離れの影響もあるでしょうし、どうせ、お金を払って映画館にまで足を運ぶのであれば、楽しい愉快なアガッた気分になれる作品を観たい…という傾向も同時にあるため、そうした現在の観客の志向に対して、「猿の惑星」シリーズは、ややダーク過ぎのきらいがあるうえ、主人公のシーザーは結末で死にますよ!!と、死の予感の悪夢をアピールして、ネタバレを教えるプロモーションも逆効果だったのかもしれません。

また、「猿の惑星」シリーズは、そもそも古典映画のシリーズが下敷きだけに、ウディ・ハレルソンの大佐は敗北し、人類は霊長類としては猿よりも劣る存在になって、猿たちが支配する世界が実現しますよ!!という物語の流れはとっくにわかっていますし、それに加え、マット・リーヴス監督の手腕は評論家や映画通には高評価されているものの、あまり大衆ウケするものではありませんから、そう考えていくと、ハナから前作を超える大動員のヒットを狙えるような要素が特に見当たらないのでは…?!とも言えそうです。

Movie Clip : ちょっとネタバレになっている本編シーン ! !



よって、あらかじめ、そのように分析をして考えていたのか?!、前作「ドーン」の製作費が約1億7,000万ドルだったのに対して、クライマックスの完結編は映画の規模のスケールをアップするかと思いきや、反対に縮小して、約1億5,000万ドルにまで製作費が減らされています…。


となれば、前作の製作費から、あえて約2,000万ドルを削った完結編の封切り成績が、前作より2,000万ドル近く少ないという意外にも帳尻が合っている結果は、けして、アテがはずれた良くないマイナスのガッカリではなくて、そのように計算していた末のマイナスだったのでは…?!という見方もできますから、FOX が「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」に求めていたノルマの売り上げが5,000万ドル少々だったことを踏まえると、マット・リーヴス監督は実績を落としたのではなく、「猿の惑星」シリーズの商業的な限界を理解したうえで、見事に想定通りの仕事をやってのけたプロなのでは?!と、映画の完成度の高さも加えて、むしろ、称賛の成功に値する作戦勝ちだ!!と評価するべきのように思われます…!!

前2作はどうだったっけ ? ! という人のための猿の惑星の流れをまとめたビデオ ! !



Related:
Amiah Miller at The Screening of War for the Planet of the Apes :「猿の惑星」シリーズの第3弾「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」の NYC 特別上映のアマイア・ミラーちゃん 12歳 ! ! - CIA Movie News(17.7.11)
Planet of the Apes : 世界で無料の特別上映に踏み切る口コミ狙いからして、FOX が強い自信を持っているらしい「猿の惑星」の第3弾「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」が、アマイア・ミラーちゃんのノバと猿軍団との絆を紹介した美しい本編シーンをリリース ! ! - CIA Movie News(17.6.9)
Planet of the Apes : 人間との戦争を終わらせてみせる ! !、「猿の惑星」の第3弾「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」が、決戦に挑むシーザーの覚悟を宣言した最終版の予告編をリリース ! ! - CIA Movie News(17.5.17)

Movie Stills

























Powered by Blogger.