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First They Killed My Father : アンジェリーナ・ジョリー監督が、少女の目線からクメール・ルージュの独裁の恐怖を描いた実話映画の問題作「最初に父が殺された」の予告編を初公開 ! !



2001年公開の「トゥーム・レイダー」の第1作めから始まったララ・クロフトの戦いは、こんな風に発展したのか…

…というのは、同映画のロケのためにカンボジアを訪れたことから、アンジェリーナ・ジョリーと同国との関係は深まり、現地で孤児だった男の子の赤ちゃんのマドックス君をひきとって、育てることになったわけですから、意外にも「トゥーム・レイダー」シリーズがたどり着いた結果と言えなくもない「最初に父が殺された」の予告編をご覧ください…!!

Trailer : First They Killed My Father



アンジェリーナ・ジョリー監督をカバー・ストーリーにとりあげ、映画を紹介してくれたまではよかったものの、あろうことか、映画の内容と現実とを混同した誤ったデタラメの記事を、Vanity Fair がリリースしてしまったことから、一時的に非難をされてしまった「最初に父が殺された」は、カンボジア出身の現在はアメリカ人の人権活動家ルオン・ウンさんの同名回想録の著書の映画化です。同著書の邦訳本の Amazon の紹介を引用すると…、


カンボジアの首都、プノンペン。ルオンは汁麺の匂いが漂い、オートバイや小型自動車の騒音があふれる活気のある街が大好きな、好奇心おう盛な少女だった。
1975年4月17日、ルオンが5歳のとき、ポル・ポト率いるクメール・ルージュがプノンペンを制圧、富と貧困の象徴とされた街は瞬く間に廃きょと化す。
政府の高官を父に持つルオンの家族もプノンペンの家を追われ、素性を隠しながら強制労働キャンプで飢えと虐殺の恐怖におびえる日々を送る。しだいに家族は散り散りになり、ルオンは最愛の父、母、二人の姉妹を失うことになる…。

本書はポル・ポトの恐怖政治下を生き抜き、10歳で難民としてアメリカに渡った少女の手記である。プノンペンからの移住を強いられたとき、著者はたったの5歳だった。それなのに彼女の周りで繰り広げられた虐殺、飢餓、レイプの描写は痛々しいまでに鮮やかだ。あまりにも過酷な時代を生きたため、ルオンの記憶はトラウマとなって彼女の脳裏に焼きついたのである。


現在、著者は「ベトナム退役軍人アメリカ基金」のプログラム「地雷廃絶キャンペーン」のスポークス・パーソンとして、戦争終結後も人々の命を奪いつづけている地雷の廃絶活動をしている。生き残った自分に課せられた義務として、米国内外で地雷やポル・ポト時代のカンボジアについて講演をしている。積極的に活動することで家族を殺害されたトラウマを克服しようとする著者のたくましさは、本書で描かれている少女時代のルオンの姿からも、読み取ることができる。「デッド・マン・ウォーキング」の著者、シスター・ヘレン・プリジーンが「勇敢な少女兵士は私たちに大きな勇気を与えてくれます」と本書を賞賛しているように、生きるために過酷な運命と戦う幼いルオン姿に、感動を覚えない読者はいないだろう。(野澤淳子)

…とのことで、下 ↓ のプロモ・ビデオの中で、アンジー監督が語っているように、息子がカンボジア出身だけに、同監督にとっては、けして他人事ではない事実を描いた意欲作となっています…!!

Featurette : First They Killed My Father - Director's Editorial



製作・配給の Netflix としては、子どもたちが武器を手にすることに…といった点において共通している「ビースツ・オブ・ノー・ネーション」(2015年)と同様に、様々な映画賞での受賞の栄冠を狙っているものと見なせそうですが、アンジェリーナ・ジョリー監督の腕前はどのようなものか?!、その出来栄えを確認できる配信開始のリリース日は来月9月15日です…!!


なお、Vanity Fair はどう間違った記事を書いたの?!というのが気になる方のために記しておくと…、


サレアム・スレイ・モクという読み方が正しいか、どうか?!は今ひとつ確信できませんが、そのサレアムちゃんが抜擢された主人公の少女ルオン役を演じる子役を探すためのオーディションにおいて、アンジェリーナ・ジョリー監督は現実に困難な状況に直面している子どもたちを集め、目の前にまとまったお金を差し出し、このお金を使って、何をしたい?!と尋ねておきながら、サッサとお金はしまって、別にあげるわけでもない…といったことです。アンジェリーナ・ジョリー監督が、Huffington Post を通じて、Vanity Fair の記事は誤りだという声明を発表していますが、騒動になったことで、宣伝には役だったのかも…?!

下 ↓ は、Vanity Fair VS.アンジェリーナ・ジョリー監督の進展の補足です。



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