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Regal Cinemas Dynamic Pricing : 映画の観賞料金は観客の人気次第 ! !、リーガル・シネマズが、新料金システムの導入を試みることになった ! !



北米で2番めに大きな映画館チェーンのリーガル・シネマズが新しい観賞料金の仕組みを試すことになりましたが、果たして、効果のほどは…?!


リーガル・シネマズが、来年2018年の初頭に一部地域において、新しい観賞料金のシステムの導入実験を試みる予定を、経済メディアの Bloomberg がレポートしてくれました…!!

これまで長年にわたり、けして抜本的に見直されることがなかった映画観賞料金の在り方を考え直そう!!という志しの意味においては、ひとまず画期的なのかもしれないリーガル・シネマズのダイナミック・プライシングと呼ばれている試みは、要するに、モノの値段は需要に応じて変わる…という市場原理を、映画館にも導入しようという発想です。具体的には…、


興業的に不人気の沈没映画の観賞料金は、文字通りに沈没させて、その値引きした穴埋めを人気映画の観賞料金に上乗せしよう…ということは、話題の映画を観たい観客の側からすると、えッ、それって実際のところ、値上げになるんじゃないの…?!と、ツッコミのリアクションになってしまうかもしれない試みです。

例えば、 L.A.ライブのリーガルの観賞料金は17ドルですから、先週末の週末興行ランキングで第1位の「ブー 2! ア・マデア・ハロウィン」は、20ドルに値上げをして、逆に不入りの「ジオストーム」や、「ザ・スノーマン」は、15ドルや、10ドルに値下げをしてしまおう…といった価格の調整になるのか?!と思われます。

同社としては、内容が不出来と酷評されている「ジオストーム」のような失敗作でも、観客はディザスター映画としての大災害の迫力描写は映画館で楽しんでみたい!!と思っているかもしれませんから、値下げをすれば、集客が見込めるのではないか…?!といったような考え方をもとにして、人々が映画館を利用する回数を、1回でも伸ばすことが、ダイナミック・プライシングの狙いだそうですが、しかし同時に…、


人気の映画は値上げ!!なわけですから、12月15日公開の「スター・ウォーズ : ザ・ラスト・ジェダイ」のような、観客がとにかく観たい!!と期待する超話題作は思い切って、25ドルにしちゃうぞ!!、余分に払うがいい!!といったような、獲れるところで獲ろう!!、稼げる映画で出来るだけ稼ぎたい!!というのが本音じゃないの?!と見透かせそうな感じがしないでもありません…?!


しかしながら、観客側としては、仮りにリーガル・シネマズの「ザ・ラスト・ジェダイ」が、20ドル以上の観賞料金だったとしても、他社の AMC の映画館に行けば、通常通りの17ドルかもしれないわけですから、だったら、「スター・ウォーズ」は、リーガル以外の別の映画館で観て、あまりヒットしていないけれど、良質な映画と言われているエマの「バトル・オブ・ザ・セクセス」のようなシネマ・スペシャリテ系の小品や、話題の映画だったけれども、もう客足が引いた「It(イット)」のような旧作が値下がりしたら、リーガルで観よう…と節約志向に使われてしまうことになりはしないのでしょうか…?!


その結果として、映画館の利用回数が増えたとしても、人気の映画の集客は、よそに奪われてしまうかもしれないわけですから、収支の帳尻合わせはどういうことになるのか…?!、さて、リーガル・シネマズの映画の観賞料金を見直そうという興味深い試みは成功して、映画館離れを食い止める効果をあげるのか?!、もう映画は映画館では観ない!!と決めはじめた映画ファンの方の中には、映画館の観客のマナーを含めた環境を改善してもらえれば、少々お高くても、映画館に足を運んであげてもいいですよ…と、映画館を利用しなくなった理由の別の問題点をこそ考えてほしいと指摘をしたくなった方もいらっしゃるのでは…?!


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